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現在は金属検出機の性能向上に関わる仕事をしています。様々な状況で機械が使われることを想定しながらデータを採取し、信号処理・分析を行います。その信号処理結果をもとに、どのような回路やソフトを組めば感度向上が実現可能なのかを考えます。また、回路に置き換える際は、常に回路コストを抑えた設計を頭において仕事を進めます。お客様が安全かつ簡単に使える仕様を考え、他の部署とも連携して問題点を検討し、感度向上の他にも機械の質を上げるため日々切磋琢磨しています。
出社してまず初めに行うことは、前日に用意したその日一日の開発スケジュール・達成目標の確認と、新規に届いたメールチェックなどです。基本的には、開発スケジュールに沿って作業を進め、そこから生まれた新たな問題点などを踏まえて、次の日の開発スケジュールと達成目標を立てます。具体的な作業内容は、PCに向かって回路シミュレーションやソフト設計を行ったり、機械を使ってデータ採取をしたりしています。他には機械の問題点について意見交換したり、改善策を提案したりする開発会議などにも参加しています。
電気系出身ではあるのですが、大学で研究してきた分野とは全く違う内容が中心の仕事だったため、新しい分野に慣れるまでが非常に大変でした。最初の頃は、設計で必要なツールを使えるようになるまでに相当な時間を費やし、また携わる事全てが一から勉強という状況が続き大変苦労しました。
さらに、当社の開発事業では、電気回路設計・ソフト設計に分かれてはいますが、あまり隔たりなく両者共同で開発していくため、幅の広い知識が必要となり苦労しました。しかし逆に言えば、新しいことの連続なのでとてもやりがいのある環境でもあり、様々な事が学べるため、日々成長していく自分を感じる事ができます。
常日頃から、お客様に要求された感度を実現できるよう最大限の努力をしますが、それでも満足の得られる感度が出ないこともあります。どのような状況下で機械を使用するのか、どのような商品が流れるのかなどを知るために、何度もお客様の工場に足を運んだことがあります。そこで発見した事・考えられる工夫をもう一度開発へフィードバックし、新たなソフトを組み込んで要求感度を達成できた時に最も喜びを感じました。
また、視察で工場を訪問した際、お客様から「システムスクエアの機械を生産ラインに導入したことで、異物混入した商品を出荷前に未然に発見する事ができ、大変助かった」と報告をいただいた時は本当に嬉しく思いました。


主力製品である、金属検出機の機械部分の設計をしています。検査対象は食品を中心に、薬品、衣料、リサイクル材など多種に渡り、さまざまな形や特性を持った検査品をスムーズに機械に通して感度よく検査できるように、機能に対する様々な要望があります。それらをいかに使い易くシンプルに形にするかを常に考えています。又、これまでの実績をもとにこちらから仕様を提案していくのも大切な業務の一つです。
学生の頃は、その場さえ凌げばあとは何とかなる場合が多かったのですが(一夜漬けでもテストの点さえ取れればいい等)、自分の設計した機械が社会に出て使われるとなると、その機械が使われている限り良くも悪くも自分に跳ね返ってきます。構造物の強度等はもちろん、実際に使うお客様の立場にいかに近づいて設計できるかが重要で、当初は納期のない中で作り直しをすることもあり、様々な方に迷惑をかけたこともありました。しかしその失敗があったが故に、得るものも多かったのも確かです。
自分の考えた構成・構造が実際に形になり、それが思い通りに動く。無から有を生み出す、というのは言い過ぎかもしれませんが、これこそが設計の醍醐味の1つでしょう。特に全く新しい機械となると、実績のあるものに比べ、不安材料も多くなります。言い換えればリスクも多くなるわけですが、それらを克服して完成させたときの充実感は言葉では表しきれません。更にそれをお客様に気に入っていただきリピート受注に繋がれば、一層大きな喜びになります。
自分が何をやりたいか。または何に関わる仕事をしたいか。これをはっきりさせて大事にして下さい。何となく学生時代を過ごした人にとってはこれが一番重要な課題になることもあると思います。実際にやってみてできるかどうかはその後の行動次第。探究心と向上心を持ち続けていれば、いずれ結果はついてくるはずです。